(貴金属市場)
26日の金標準は、大幅続落。金標準の12月限は前日比168円安の1万4049円、新甫2月限は1万4090円。
夜間立会の金標準12月限は、序盤に1万4247円まで上昇したが、その後はNY金の値崩れと為替の円高基調を背景に1万3914円まで急落した。しかし、安値をつけてからの金標準は、NY金の戻りと為替の円高基調が一巡したことで、夜間立会の引けにかけて1万4030円台まで下げ幅を縮小した。NY金の4月限は、利益確定と換金目的の売りによって2897.0ドルまで崩れた後、2930ドル前後まで戻した。
日中立会は、NY金の反発と為替の円安方向の戻りによって、金標準は1万4128円まで下げ幅を縮小したが、その後はNY金の上げが一服すると金標準は1万4049円まで売り直された。
日中のNY金は2942ドル台まで反発した後、2923ドル台まで上値を切り下げている。前日から利益確定の売りによって上値を切り下げる動きが続いている。ただし、下振れ局面では引き続き安全資産の買いが根強いことから、2900ドルを割れると買い拾われる展開となっている。今晩も売り買いが交錯する展開が予想され、NY金の乱高下が続くとみたい。金標準は、一時1万4100円割れまで崩れたが、その後は戻り基調となっている。ただ、NY金と米ドル/円相場が不安定な動きとなっているので、夜間立会の金標準は波乱の動きが警戒される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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