(貴金属市場)
21日の金標準は、続落。金標準の中心限月12月限は前日比57円安の1万4244円。
夜間立会の金標準12月限は、序盤にNY金の強調地合いに反応して1万4362円まで上昇した。しかし、その後はNY金の上げ幅縮小と為替の円高基調を背景に1万4205円まで崩れた。NY金の4月限は、安全資産の買いによって2973.4ドルまで高値を更新した後、2939ドル台まで上値を切り下げた。しかし、その後は下げ一服の展開となり、引けにかけて2950ドル台まで買い直された。
日中立会は、NY金が2964ドル台まで上昇すると、金標準は為替の円安方向の戻りもあって1万4336円まで下げ幅を縮小した。しかし、その後は為替の円安方向の動きが一服してNY金が2940ドル割れまで崩れると、金標準は1万4233円まで売り直された。ただ、日中立会の引けにかけては1万4260円台まで下げ幅を縮小した。
日中のNY金は2964ドル台まで上昇した後、2938ドル台まで下落している。前日に2973ドル台まで最高値を更新してから上値を切り下げる動きとなっており、今晩は週末を控えた利益確定によって、NY金の値崩れが警戒される。金標準は、NY金の上値の重い展開と米ドル/円相場の不安定な動きから、下値を切り下げる動きが警戒される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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