(貴金属市場)
19日の金標準は、大幅続伸。金標準の中心限月12月限は前日比70円高の1万4355円。
夜間立会の金標準12月限は、序盤に為替の円高方向の動きによって1万4255円まで下落した。しかし、その後はNY金の強調地合いに反応して、金標準は1万4386円まで続伸した。NY金の4月限は、安全資産の買いによって2956.5ドルまで急騰した。
日中立会は、為替の円安基調とNY金の強調地合いを背景に、金標準は1万4430円まで上げ幅を拡大した。しかし、日中の高値をつけてからは、NY金の上げ一服と為替の円高方向の動きによって、金標準は1万4341円まで上値を切り下げた。ただ、1万4340円台までの下振れは一時的な動きにとなり、その後は1万4360円前後の水準まで買い直された。
日中のNY金は、2959.0ドルまで続伸した後2942ドル台まで下落している。2月11日に2968.5ドルの最高値を更新してから、2960ドル付近で上値は重くなり、その後崩れる動きが続いている。本日も2959ドルまで上昇してから約17ドル下落していることから、目先のNY金は上値の重い動きが警戒される。金標準は、NY金の上値の重い展開と米ドル/円相場の不安定な動きによって、夜間立会では下振れに注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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