(貴金属市場)
7日の金標準は、続落。金標準の中心限月12月限は前日比39円安の1万4085円。
夜間立会の金標準12月限は、序盤から為替の円高基調によって1万4100円割れの動きとなり、その後はNY金の下落に引っ張られると1万3929円まで急落した。しかし、安値をつけてからの金標準は、NY金の出直りの動きに反応して1万4000円前後の水準まで戻した。NY金の4月限は、為替のドル高・ユーロ安基調と利益確定の売りによって2855ドルまで下落した後、2880ドル台まで戻した。
日中立会は、序盤に為替の円高基調によって金標準は1万3967円まで売り直された。しかし、その後は為替の円安方向の動きとNY金の上昇に反応して1万4085円まで下げ幅を縮小した。ただ、日中立会の引けにかけては1万4030円台まで上値を切り下げた。
日中のNY金は、2891.8ドルまで反発した後、2883ドル台まで下落している。ただ、今晩は米国の1月雇用統計の発表が予定されいることから、NY金は米雇用統計の結果次第となっている。事前予想では、非農業部門の雇用者数は17万人増となり、前回の25万6000人増から悪化すると見られている。失業率は、4.1%と前回と変わらずとなっている。発表は日本時間22時30分となっていることから、相場の急変に注意したい。金標準は、1万3929円まで急落した後、下げ幅を縮小している。ただ、米ドル/円相場が引き続き不安定な動きとなっていることから、為替要因での下落が警戒される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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