(貴金属市場)
5日の金標準は、4営業日連続の上昇。金標準の中心限月12月限は前日比36円高の1万4134円。
夜間立会の金標準12月限は、NY金の強調地合いに反応して1万4202円まで最高値を更新したが、その後は為替の円高基調を背景に1万4150円前後の水準まで上げ幅を縮小した。NY金の4月限は、トランプ関税による景気先行き懸念を警戒した動きから、安全資産として金に買いが集まり2877.1ドルまで最高値を更新した。
日中立会は、米ドル/円相場が、1ドル=153.10ドル前後まで円高に進むと、金標準は1万4084円まで下落した。しかし、その後は為替の円高基調の一服とNY金の強調地合いによって、金標準は1万4160円台まで買い直されたが、引けにかけては1万4130円台まで上値を切り下げた。
日中のNY金は、引き続き安全資産の買いによって2888.8ドルまで最高値を更新している。NY金は、連日の最高値更新により強調地合いを継続していることから、近々2900ドルを突破する動きが予想される。ただし、高値警戒も出やすい状況となっているので、高値圏での乱高下に注意したい。一方、金標準は米ドル/円相場が不安定な動きとなっていることから、円高要因による上値を抑えられる動きが警戒される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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