(貴金属市場)
4日の金標準は、大幅続伸。金標準の中心限月12月限は前日比116円高の1万4101円。
夜間立会の金標準12月限は、序盤にNY金の軟調地合いによって1万3968円まで下落した。しかし、その後はNY金の最高値を更新する動きによって1万4102円まで続伸した。NY金の2月限は、為替のドル高・ユーロ安基調を背景に2802.2ドルまで下落したたが、その後は安全資産の買いによって2872.0ドルまで史上最高値を更新した。
日中立会は、為替の円安基調が支援材料となり金標準は1万4160円まで最高値を更新した。しかし、その後は為替が円高方向に進み、金標準は1万4074円まで上げ幅を縮小した。ただ、金標準の1万4070円台までの下振れは一時的な動きとなり、為替に円高方向の動きが一服すると金標準は1万4100円前後の水準まで買い直された。
日中のNY金は、為替のドル高・ユーロ安基調によって2841.4ドルまで上値を切り下げている。連日、史上最高値を更新していることで高値警戒はあるが、トランプ大統領の関税政策に対する先行き不透明な状況から、安全資産としての金を買う動きが続いている。今後も下振れ局面では買いが入りやすい展開が続くと見たい。金標準は、最高値を更新した後、上値を切り下げている。ただ、NY金の強調地合いと為替の円安基調が支援材料となっているので、まだ高値圏での動きが予想される。
金標準の日足チャート
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