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【貴金属市場】3日の金標準は、1万4064円台まで史上最高値を更新

2025.02.03

(貴金属市場)
3日の金標準は、続伸。金標準の中心限月12月限は前週末比19円高の1万3985円。
週末の夜間立会の金標準12月限は、NY金の上昇と為替の円安基調を背景に1万4058円まで続伸した。しかし、その後は上昇していたNY金が高値から崩れると金標準は夜間立会の引けにかけて1万3990円台まで上げ幅を縮小した。週末のNY金の4月限は、安全資産としての買いによって2862.9ドルまで史上最高値を更新したが、その後は米国の長期金利の上昇と為替にドル高・ユーロ安基調によって2826ドル台まで崩れた。
週明けの日中立会は、為替の円安基調が支援材料となり金標準は1万4064円まで最高値を更新した。しかし、その後はNY金が2802ドル台まで崩れたことで、金標準は1万3941円まで下落した。ただ、金標準の下振れは一時的な動きとなり、引き続き為替の円安基調が金標準の支援材料になると1万3990円台まで買い直された。
日中のNY金は、為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり2802.2ドルまで下落している。トランプ政権による関税政策によって、為替のドル高基調が強まっている。ただ、先週末にカナダとメキシコは米国の25%の追加関税に対し報復関税の方針を表明している。この米国による貿易摩擦が世界経済への影響が警戒されると、リスク回避による安全資産として金は買われれ易くなることから、NY金の下振れは限定的になる可能性も予想される。金標準は、最高値を更新してからNY金の値崩れによって上げ幅を縮小している。ただ、米ドル/円相場が円安基調を維持していることから、金標準の支援材料となっている。夜間立会では金標準は、NY金の軟調地合いと為替の円安基調による売り買い交錯する動きが続くと見たい。

金標準の日足チャート

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

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