(NY貴金属)
31日のNY金は、反落。NY金の期近4月限は前日比10.2ドル安の2835.0ドル、NY白金の期近4月限は同16.7ドル高の1043.7ドル、NY銀の期近3月限は同22.8セント安の3226.5セント。
週末のNY金は、為替のドル高・ユーロ安基調を背景に反落した。NY金の4月限は、序盤から為替のドル安・ユーロ高基調によって2840ドル台まで下落した。しかし、その後はトランプ米政権の関税政策を巡る警戒感によって安全資産として金買いの動きになると、NY金は米国取引時間帯に2862.9ドルまで最高値を更新した。ただ、最高値を更新してからのNY金は、米国の長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調によって、利益確定の売りが台頭して2826.0ドルまで崩れた。
一方、NY白金は大幅続伸して直近の高値を更新した。NY白金の4月限は、前日の強調地合いを継続すると序盤から買いが先行した。その後は、NYパラジウムの急騰にNY白金は反応すると、米国取引時間帯に1045.6ドルまで高値を更新した。
NY金4月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金4月限日足
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(WTI原油)
31日のWTI原油は、反落。WTI原油の期近3月限は前日比0.20ドル安の72.53ドル、北海ブレント原油の期近3月限は同0.11ドル安の76.76ドル、RBOBガソリンの2月限は、同0.09セント安の203.65セント、NYヒーティングオイルの期近2月限は、同0.91セント高の248.45セント。
週末のWTI原油は、売り買い交錯する動きの中、清算値ベースで反落した。WTI原油の3月限は、序盤に73.40ドル台まで上昇した。しかし、その後はトランプ米政権の関税政策を巡る警戒感から、米国株と同様にリスク資産とされるWTI原油は売られる展開となり71.94ドルまで直近の安値を更新した。ただ、安値をつけてからは、月末・週末要因による持ち高調整や安値拾いの買いによって73.84ドルまで反発した。
WTI原油期近3月限日足
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(CBOTコーン)
31日のシカゴコーンは、続落。シカゴコーンの中心限月3月限は、前日比8.25セント安の482.00セント。
週末のシカゴコーンは、トランプ米政権の関税政策を巡る警戒感から続落した。シカゴコーンの3月限は、序盤から売りが先行すると米国取引時間帯に479.25セントまで崩れた。トランプ米政権は、2月1日にカナダとメキシコの2カ国からの輸入品に対し25%の関税を課すとしている。この米国の関税引き上げに対し、メキシコとカナダは報復措置を講じると見られる。両国は、米国産穀物の主要輸出国となっていることから、米国産トウモロコシの輸出需要の低下が警戒されている。しかし、安値をつけてからは、月末・週末要因による持ち高調整の動きによってシカゴコーンは引けにかけて483セント台まで下げ幅を縮小した。
シカゴコーン期近3月限日足
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