(貴金属市場)
30日の金標準は、反落。金標準の中心限月12月限は前日比45円安の1万3800円。
夜間立会の金標準12月限は、序盤にNY金の強調地合いによって1万3884円まで続伸した。しかし、その後はNY金の乱高下に反応して、金標準は1万3785円まで下落した後、1万3840円台まで戻した。NY金の2月限は、米国のFOMC(連邦公開市場委員会)による政策金利の発表とパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の記者会見前まで、2770.0ドルを中心に上下10ドル以内で乱高下した。しかし、その後は2770ドル台を維持する展開となった。
日中立会は、為替の円高基調によって金標準は1万3777円まで下値を切り下げた。しかし、その後は為替の円高基調が一服して、金標準は1万3800円前後の水準まで戻した。
日中のNY金は、2770.0ドル台から2775ドル台のレンジで推移している。引き続き2770ドル台で堅調地合いを継続しているが、今晩はECB(欧州中央銀行)理事会が予定され、NY金は下振れが警戒される。ECBは今回の理事会で利下げを実施するとされており、利下げはある程度織り込まれていると見たい。ただ、その後に開催されるラガルドECB総裁の記者会見の内容次第で、為替がドル高・ユーロ安方向に進む可能性があることからNY金の下振れが警戒される。金標準は、為替の円高要因によって1万3777円まで下落している。今晩の夜間立会では、NY金の下振れが警戒されることから、金標準は値崩れに注意したい。
金標準の日足チャート
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