(貴金属市場)
29日の金標準は、反発。金標準の中心限月12月限は前日比58円高の1万3845円。
夜間立会の金標準12月限は、NY金の強調地合いと為替の円安方向の動きによって1万3897円まで反発した。NY金の2月限は、前日の急落に対する安値拾いや安全資産としての買いによって2774.0ドルまで上昇した。
日中立会は、NY金の堅調地合いと為替の円安方向の動きを背景に1万3918円まで上げ幅を拡大した。しかし、日中の高値をつけてからは、為替が円高基調に進むと金標準は1万3820円まで上値を切り下げた。ただ、1万3820円までの下振れは一時的な動きとなり、引けにかけては1万3850円前後の水準まで買い直された。
日中のNY金は、2770ドル前後で推移している。ただ、今晩は米国のFOMC(連邦公開市場委員会)による政策金利の発表とパウエル米FRB(連邦準備制度理事会)議長の記者会見が予定されている。今回の米FOMCの政策金利は、据え置きと予想されている。よって、パウエル米FRB議長の記者会見の内容次第で、NY金は急変動する可能性があることから、相場の急変動に注意したい。米国のFOMCの政策金利の発表は、日本時間30日の早朝4時。パウエル米FRB議長の記者会見は、同4時30分となっている。金標準もNY金と同様にパウエル米FRB議長の記者会見の内容次第となっていることから、記者会見後の乱高下が警戒される。
金標準の日足チャート
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