(貴金属市場)
24日の金標準は、反落。金標準の中心限月12月限は前日比22円安の1万3912円。
夜間立会の金標準12月限は、NY金の軟調地合いによって1万3796円まで下落した。しかし、その後はNY金の安値からの出直りの動きをきっかけに、金標準は1万3850円前後の水準まで下げ幅を縮小した。NY金の2月限は、前日に直近の高値を更新したことに対する利益確定の動きが台頭して2741ドルまで崩れた。しかし、2740ドル台までの値崩れは一時的な動きとなり、その後は2767ドル台まで戻りを見せた。
日中立会は、NY金の上昇と為替の円安基調が支援材料となり、金標準は1万3985円まで史上最高値を更新した。しかし、高値を更新してからの金標準は為替の円高方向の動きによって1万3866円まで売り直された。昼過ぎに、日銀が金融政策決定会合で0.50%の利上げを決定したことで、為替は円高方向に進んだ。その後は、NY金の上昇が引き続き金標準の支援材料となり1万3942円まで戻したが、引けにかけて1万3910円台まで売り直された。
日中のNY金は、為替のドル安・ユーロ高基調によって、再び強調地合いに戻り2785.3ドルまで直近の高値を更新している。日中にトランプ米大統領が中国への関税について消極的な発言が伝わり、為替がドル安・ユーロ高方向に進んだ。金標準は、連日の最高値を更新した後、為替の円高要因で上値を抑えれる動きとなっている。ただ、NY金は強調地合いを継続していることから、金標準の下振れは限定的な動きになると予想される。
金標準の日足チャート
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