（貴金属市場）
２３日の金標準は、続伸。金標準の中心限月１２月限は前日比１０６円高の１万３９３４円。
夜間立会の金標準１２月限は、ＮＹ金の上昇と為替の円安基調を背景に１万３９２７円まで史上最高値を更新した。しかし、最高値を更新した後は、ＮＹ金の上げ幅縮小によって金標準は１万３９１０円前後の水準まで上値を切り下げた。ＮＹ金の２月限は、引き続き安全資産の買いによって２７７４．４ドルまで直近の高値を更新した後、２７６０ドル台半ばまで上げ幅を縮小した。
日中立会は、ＮＹ金の下落と為替の円高方向の動きによって金標準は１万３８８０円まで上値を切り下げた。しかし、その後は為替が再び円安基調に戻る展開になると金標準は１万３９３４円まで再び最高値を更新した。
日中のＮＹ金は、米国の長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調は圧迫要因となり２７５９．４ドルまで下落している。連日、直近の高値を更新していることから、ＮＹ金は目先の利益確定の売りが出やす状況となっている。ただ、トランプ大統領の政策に対する不確実性を警戒した動きによって、今後もリスク回避による買いが相場の下支えになる展開が予想される。金標準は、ＮＹ金の強調地合いと為替の円安基調によって史上最高値を更新している。高値警戒感はあるものの、まだＮＹ金の強調地合いが続くと見られることから、金標準の強い動きが予想される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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