(貴金属市場)
22日の金標準は、急伸。金標準の中心限月12月限は前日比167円高の1万3828円。
夜間立会の金標準12月限は、序盤にNY金の軟調地合いによって1万3652円まで下落した。しかし、その後はNY金が上昇基調に転換すると、金標準は1万3750円まで反発した。NY金の2月限は、トランプ米大統領の打ち出す経済政策が不透明なことから、安全資産として買われる展開となり2762.0ドルまで上昇した。
日中立会は、NY金が強調地合いを維持して2772ドルまで続伸すると、金標準は為替の円安基調もあって1万3860円まで史上最高値を更新した。しかし、その後はNY金の上げ一服と為替の円高方向への戻りによって、金標準は1万3820円台まで上げ幅を縮小した。
日中のNY金は、引き続きリスクを警戒した安全資産の買いによって2772.3ドルまで続伸している。前日に2024年12月12日の高値2761.3ドルを上抜けしたことで、次の上値目標は2024年10月30日の最高値2826.3ドルとなっている。まだ、最高値まで50ドル以上の値幅があるが、NY金は上昇基調を継続していることから、今後はこの最高値を試す動きが予想される。金標準は、NY金の強調地合いによって2024年10月31日の最高値を上抜けして1万3860円まで最高値を更新している。まだ、NY金の強調地合いが続いていることから、金標準も最高値を更新する動きが続くと見たい。ただし、為替のドル/円相場が不安定な動きとなっているので、円高要因での下落に注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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