(貴金属市場)
15日の金標準は、反発。金標準の中心限月12月限は前日比47円高の1万3645円。
夜間立会の金標準12月限は、序盤にNY金の下落によって1万3562円まで下落した。しかし、その後はNY金の出直りの動きと為替の円安基調を背景に、金標準は1万3647円まで反発した。NY金の2月限は、2672.0ドルまで崩れた後、為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって2693.7ドルまで上昇した。
日中立会は、引き続き為替の円安基調が支援材料となり、金標準は1万3668円まで上値を切り上げた。しかし、その後は為替が円高方向に進むと、金標準は1万3604円まで上げ幅を縮小した。ただ、引けにかけてはNY金の強調地合いによって1万3650円前後の水準まで買い直された。
日中のNY金は、2697.2ドルまで続伸している。ただ、今晩のNY金は12月の米消費者物価指数(CPI)の結果次第となっている。前日に発表された12月の米生産者物価指数(PPI)は、前月比0.2%上昇となり市場予想の0.3%上昇を下回ったことで、インフレの鈍化傾向を示す内容となった。ただ、今晩の米CPIの事前予想では、前年比2.9%となり前回の2.7%を上回る見通しとなっている。再び、米CPIがインフレ方向に進むような内容となれば、米国の追加利下げ観測の後退することが予想され、NY金の下落が警戒される。米CPIの発表は日本時間22時30分となっている。金標準は、日中に1万3668円まで上昇してから、為替の円高方向の動きによって上げ幅を縮小している。ただ、金標準もNY金と同様に米CPIの結果次第となっているので、相場の急変に注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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