(貴金属市場)
14日の金標準は、急反落。金標準の中心限月12月限は前週末比103円安の1万3598円。
週末の夜間立会の金標準12月限は、NY金の強調地合いによって一時1万3764円まで続伸した。NY金の2月限は、NY株価の下落などによるリスク回避の買いによって2735.0ドルまで上昇した。
日中立会は、13日のNY金が2675ドル台まで崩れたことを背景に、金標準は寄付き直後に1万3565円まで急落した。しかし、その後はNY金が2689ドル台まで反発すると、金標準は1万3641円まで戻した。ただ、金標準の1万3640円台までの戻りは一時的な動きとなり、為替が円高方向に進み、金標準は1万3600円前後の水準まで売り直された。
日中のNY金は、前日の急落に対する反動で2689.8ドルまで上昇している。ただ、今晩は米国の12月生産者物価指数(PPI)の発表が予定されている。また、、明日は12月の消費者物価指数(CPI)の発表も予定されている。このインフレ関連指標の結果次第で、今後の米FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策の方向性が見えてくるので、NY金は両経済指標の発表後の動きに注意したい。金標準は、週末の夜間立会の高値から本日の日中立会に約200円急落する動きを見せた。ただし、NY金は前日の安値から戻り基調となっていることから、夜間立会の金標準は下値水準を切り上げる動きが予想される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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