(貴金属市場)
7日の金標準は、続伸。金標準の中心限月12月限は前日比61円高の1万3487円。
夜間立会の金標準12月限は、NY金の一時的な反発によって1万3488円まで続伸した。しかし、その後はNY金の値崩れをきっかけに金標準は1万3290円まで下落した。ただ、安値をつけてからの金標準は、NY金の下げ幅縮小を背景に1万3420円台まで買い直された。NY金の2月限は、為替がドル安・ユーロ高方向の動きによって2663.8ドルまで上昇した後、米国の長期金利の上昇を背景に2624.6ドルまで崩れた。しかし、その後は下げ一服の展開から2650ドル前後の水準まで戻した。
日中立会は、NY金が2650ドル前後で推移している中、金標準は為替の円安基調が支援材料となり1万3513円まで上値水準を切り上げた。しかし、日中の高値をつけてからは、為替が円高方向に戻ると、金標準は1万3469円まで上げ幅を縮小した。その後は、下押しが一巡すると引けにかけて1万3480円台を中心とした揉み合う展開が続いた。
日中のNY金は、2650ドル前後で揉み合う展開となっている。昨日の下落要因となった米長期金利は高止まりをしているが、為替はドル安・ユーロ高方向に進んでいることから、NY金は売り買い交錯している。金標準はNY金が横ばいで動く中、米ドル/円相場の動きに翻弄されている。ただ、米ドル/円相場は前日より円安方向に進んでいることから、金標準は堅調地合いを維持しており、夜間立会でも米ドル/円相場の動きに注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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