（ＮＹ貴金属）
６日のＮＹ金は、続落。ＮＹ金の期近２月限は前週末比７．３ドル安の２６４７．４ドル、ＮＹ白金の期近１月限は同１５．６ドル安の９１９．８ドル、ＮＹ銀の期近３月限は同５１．８セント高の３０５８．３セント。
週明けのＮＹ金は、米国の長期金利の上昇を背景に続落した。ＮＹ金の２月限は、先週末の軟調地合いを維持すると２６３６ドル台まで下落した。しかし、その後は為替がドル安・ユーロ高方向に進むとＮＹ金は２６６３．８ドルまで反発した。ただ、ＮＹ金の上昇は一時的な動きとなり、米国の長期金利の上昇をきっかけに為替がドル高・ユーロ安基調に戻ると、ＮＹ金は２６２４．６ドルまで崩れた。安値をつけてからのＮＹ金は、為替のドル高・ユーロ安基調が一服したことで引けにかけて２６４０ドル台半ばまで下げ幅を縮小した。
ＮＹ白金は、３営業日ぶりに反落した。ＮＹ白金の４月限は、序盤にＮＹ金やＮＹパラジウムの軟調地合いに反応して９３８．１ドルまで下落した。しかし、その後は為替のドル安・ユーロ高基調によって、ＮＹ金やＮＹパラジウムが上昇すると、ＮＹ白金も９６３．４ドルまで急反発した。ただ、高値をつけてからは、為替が再びドル高・ユーロ安基調に戻したことで、ＮＹ金やＮＹパラジウムが高値圏から崩れるとＮＹ白金は９４０ドル台前半まで売り直された。
ＮＹ金２月限日足
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ＮＹ白金４月限日足
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（ＷＴＩ原油・ＮＹ石油製品・北海ブレント）
６日のＷＴＩ原油は、６営業日ぶりの反落。ＷＴＩ原油の期近２月限は前週末比０．４０ドル安の７３．５６ドル、北海ブレント原油の期近３月限は同０．２１ドル安の７６．３０ドル、ＲＢＯＢガソリンの２月限は、同１．８２セント安の２０３．５５セント、ＮＹヒーティングオイルの期近２月限は、同０．７４セント高の２３５．５２セント。
週明けのＷＴＩ原油は、利益確定の売りによって反落した。ＷＴＩ原油の２月限は、引き続き欧米の寒波による暖房需要の拡大観測と中国の景気刺激策によるエネルギー需要の改善期待を背景に、７４．９９ドルまで直近の高値を更新した。しかし、高値を更新してからは、為替のドル高基調をきっかけにＷＴＩ原油は利益確定の売りが台頭すると７３．２０ドルまで崩れた。下落局面では、米国の弱気な経済指標の結果も売り圧力を強めた。この日発表された１１月の米製造業受注は前年比マイナス０．４％となり、前回のプラス０．２％から大きく下振れして、市場予想のマイナス０．３％も下回った。
ＷＴＩ原油期近２月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
６日のシカゴコーンは、急反発。シカゴコーンの中心限月３月限は前週末比７．００セント高の４５７．７５セント。
週明けのシカゴコーンは、南米の天候リスクを背景に反発した。シカゴコーンの３月限は、序盤から買いが先行すると、米国取引時間帯に４６０．２５セントまで上昇した。アルゼンチンのトウモロコシと大豆の生産地で、乾燥した天候が今後数週間続く予報となっていることから、作柄の悪化懸念が警戒されている。また、上昇局面では一時的な為替のドル安方向の動きが、シカゴコーンの支援材料となった。しかし、高値をつけてからは、為替がドル高基調に戻したことで、シカゴコーンは引けにかけて４５７セント前後の水準まで上げ幅を縮小した。
シカゴコーン期近３月限日足
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