(貴金属市場)
6日の金標準は、反発。金標準の中心限月12月限は前営業日比48円高の1万3426円。
3日に開催された休日取引の金標準は、年末から年始にかけてNY金が大きく上昇したことで、金標準は序盤に1万3539円まで急伸した。しかし、その後は上昇していたNY金が下落基調に転換すると、金標準は1万3403円まで上げ幅を縮小した。NY金の2月限は、地政学的リスクを警戒した安全資産の買いによって2681.0ドルまで上昇した後、利益確定の売りが膨らみ2649.7ドルまで下落した。
本日の日中立会は、序盤にNY金が2661ドル台まで上昇して、金標準は1万3496円まで買い直された。ただ、NY金の2660ドル台までの上昇は一時的な動きとなり、その後は2641ドル台まで崩れると、金標準は1万3416円まで上値を切り下げた。
日中のNY金は、米国の長期金利の高止まりが圧迫要因となり、2641.4ドルまで続落している。今週は、米国の主要な経済指標の発表が予定されている。特に週末に発表される12月の米雇用統計は、今後の金融政策に影響を与える経済指標となっている。よって、目先のNY金は週末の米雇用統計の発表次第となっている。金標準は、3日の休日取引から乱高下をして値動きの荒い展開となっている。まだ、NY金は不安定な動きを見せていることから、金標準は夜間立会でも相場の乱高下に注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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