※2024年12月31日~2025年1月2日の海外市況は休信となり、1月3日の海外市況から配信予定。
(NY貴金属)
30日のNY金は、続落。NY金の期近2月限は前週末比13.8ドル安の2618.1ドル、NY白金の期近1月限は同15.6ドル安の919.8ドル、NY銀の期近3月限は同55.6セント安の2941.2セント。
週明けのNY金は、為替のドル高・ユーロ安基調を背景に続落した。NY金の2月限は、前日の急反落に対する反動で序盤に2640.7ドルまで上昇した。しかし、2640ドル台までの上昇は一時的な動きとなり、欧州取引時間帯から年末年始を控えた利益確定の売りが膨らみ、NY金は上値を切り下げる展開となった。その後、為替のドル高・ユーロ安基調によってNY金の下落基調が強まると、米国取引時間帯に2608.4ドルまで続落した。ただ、安値をつけてからのNY金は、為替のドル高・ユーロ安基調が一服してドル安・ユーロ高方向に戻ると2622ドル台まで下げ幅を縮小した。
NY白金も為替のドル高・ユーロ安基調によって続落した。NY白金の4月限は、序盤に941.3ドルまで反発した。しかし、その後は年末・年始を控えた利益確定の売りと為替のドル高・ユーロ安基調によって、NY白金は下落基調に戻ると米国取引時間帯に913.6ドルまで直近の安値を更新した。
NY金2月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金4月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
30日のWTI原油は、続伸。WTI原油の期近2月限は前週末比0.39ドル高の70.99ドル、北海ブレント原油の期近2月限は同0.22ドル高の74.39ドル、RBOBガソリンの1月限は、同1.81セント高の197.63セント、NYヒーティングオイルの期近1月限は、同5.47セント高の229.95セント。
週明けのWTI原油は、エネルギー需要の拡大観測によって続伸した。WTI原油の2月限は、先週末の上昇基調を維持すると序盤から買いが先行した。その後、欧米のエネルギー需要の拡大観測を背景に、WTI原油は上昇基調を強めると米国取引時間帯に71.56ドルまで続伸した。ここ数週間で欧州と米国では気温の低下が予想されていることから、暖房用需要の拡大観測によってNYヒーティングオイルが急伸してWTI原油も買い進まれた。
WTI原油期近2月限日足
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(CBOTコーン)
30日のシカゴコーンは、7営業日ぶりの反落。シカゴコーンの中心限月3月限は前週末比1.75セント安の452.25セント。
週明けのシカゴコーンは、利益確定の売りによって反落した。シカゴコーンの3月限は、アルゼンチンの天候リスクを背景に序盤から買いが先行して458.50セントまで直近の高値を更新した。南米の主要生産地となるアルゼンチンで、来年1月頭から乾燥した天候による作柄悪化懸念が台頭している。しかし、高値をつけてからのシカゴコーンは、年末・年始を控えた持ち高調整と利益確定の売りが膨らみシカゴコーンは449.75セントま急反落した。だた、シカゴコーンの450セント割れの動きは一時的な動きとなり、引けにかけては452セント台まで下げ幅を縮小した。
シカゴコーン期近3月限日足
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