(貴金属市場)
27日の金標準は、3営業日連続で上昇。金標準の中心限月12月限は前日比73円高の1万3451円。
夜間立会の金標準は、NY金の上昇と為替の円安基調を背景に1万3496円まで続伸した。NY金の2月限は、地政学的リスクを警戒した安全資産の買いによって2655.7ドルまで続伸した。
日中立会は、NY金が2647ドルまで下落して為替が円高方向に進むと、金標準は1万3385円まで上げ幅を縮小した。しかし、金標準の1万3380円台までの下振れは一時的な動きとなり、その後は為替が円安基調に戻ると、金標準は1万3467円まで買い直された。
日中のNY金は2650ドルを挟んだ動きとなっている。ただ、ウクライナとロシアの戦闘の激化や中東情勢の悪化懸念が、引き続きNY金の下支えとなっている。また、年末年始に向けてリスクを警戒した買いも入りやすい時期となっている。金標準は、1万3496円まで直近の高値を更新している。ただ、金標準は12月30日の夜間立会後から休場が続くことから、夜間立会や30日の日中立会では持ち高調整の動きによって乱高下が警戒される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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