(貴金属市場)
19日の金標準は、反発。金標準の中心限月10月限は前日比49円高の1万3132円。
夜間立会の金標準は、序盤に1万3135円まで上昇した。しかし、その後は米国のFOMC(連邦公開市場委員会)の声明後にNY金の値崩れに反応して、金標準は1万2917円まで急落した。NY金の2月限は、米FOMCの声明後に、米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調を背景に2599.6ドルまで暴落した。
日中立会の金標準は、序盤に1万2886円まで下値水準を切り下げた。しかし、その後はNY金の安値からの戻りと為替の円安基調によって、金標準は1万3132円まで反発した。
日中のNY金は2596.7ドルまで下落してから、2629ドル台まで戻している。前日の米FOMCの声明で、来年の利下げ回数が9月時点の4回から2回に半減されたことによって、利下げペースの鈍化見通しがNY金の急落要因となった。しかし、NY金は安値をつけてから30ドル以上の戻りを見せており、乱高下の展開が続いている。今晩は、米国のGDPの発表が予定され、引き続きNY金の波乱の展開が警戒される。金標準もNY金の乱高下と為替の円安基調によって1万2886円まで下落してから大きく戻している。ただ、NY金がまだ不安定な動きとなっていることから、夜間立会の金標準も値動きの激しい動きが警戒される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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