（貴金属市場）
１６日の金標準は、大幅続落。金標準の中心限月１０月限は前週末比１１４円安の１万３１５７円。
週末の夜間立会の金標準は、ＮＹ金の軟調地合いに反応して金標準は１万３１５３円まで続落した。ＮＹ金の２月限は、米国の長期金利の上昇をきっかけに利益確定の売りが台頭すると２６６３．３ドルまで崩れた。
週明けの日中立会は、ＮＹ金が２６６１ドル台まで下値を切り下げると、金標準は１万３１１８円まで下げ幅を拡大した。しかし、安値をつけてからの金標準はＮＹ金の下げ一服と為替の円安基調によって１万３１８９円まで戻した。ただ、金標準の戻りは一時的な動きとなり、その後為替が円高方向に進むと金標準は１万３１３８円まで売り直された。
日中のＮＹ金は２６６１．４ドルまで売られている。今週は１８日に米ＦＯＭＣ（連邦公開市場委員会）による政策金利の発表が予定されている。市場では０．２５％の利下げがコンセンサスとなっており、その後のパウエル米ＦＲＢ（連邦準備制度理事会）議長の記者会見が注目されている。それまでのＮＹ金は思惑による乱高下が警戒される。金標準は、日中に１万３１１８円まで大幅続落している。まだ、ＮＹ金の不安定な動きが警戒されることから、金標準の一段の下振れに注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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