(貴金属市場)
12日の金標準は、4営業日連続の上昇。金標準の中心限月10月限は前日比178円高の1万3385円。
夜間立会の金標準10月限は、NY金の一段の上昇と為替の円安基調によって1万3403円まで大幅続伸した。NY金の2月限は、国際情勢の不安定な状況に対する警戒感から安全資産として買われ2759.7ドルまで上値水準を切り上げた。
日中立会は、NY金が2760ドル台まで続伸すると、金標準は1万3424円まで上げ幅を拡大した。しかし、その後はNY金が2743ドル台まで崩れると、金標準は為替の円高方向の動きもあって1万3316円まで上値を切り下げた。ただ、金標準の1万3310円台までの下押しは一時的な動きとなり、為替が再び円安基調に戻ると、金標準は1万3419円まで買い直された。大引けは1万3385円まで上値を切り下げた。
日中のNY金は、2761.3ドルまで続伸した後、2743.1ドルまで崩れている。ただ、今晩はECB(欧州中央銀行)の政策金利の発表が予定され、NY金はドル/ユーロ相場の動き次第となっている。今晩のECBの政策金利は0.25%の利下げ見通しとなっていることから、ドル高・ユーロ安基調の動きによるNY金の下落が警戒される。ただし、国際情勢の不安定な動きが続いていることから、NY金の下振れは限定的になると見たい。金標準は、NY金の強調地合いと為替の円安基調を背景に1万3424円まで続伸している。まだ、NY金の強調地合いと為替円安基調が続いていることから、夜間立会でも上値を追う動きが予想される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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