(貴金属市場)
11日の金標準は、3営業日連続の上昇。金標準の中心限月10月限は前日比162円高の1万3207円。
夜間立会の金標準10月限は、NY金の強調地合いと為替の円安基調を背景に1万3262円まで大幅続伸した。NY金の2月限は、中東情勢の悪化を警戒した安全資産の買いによって2721.7ドルまで急伸した。
日中立会は、NY金が2730ドル後半まで上昇すると、金標準は1万3285円まで上げ幅を拡大した。しかし、その後は為替が円高方向に進み、金標準は1万3120円まで上値を切り下げた。ただ、金標準の1万3120円までの下押しは一時的な動きとなり、為替が円安基調に戻ると、金標準は1万3231円まで買い直された。
日中のNY金は、2740.9ドルまで続伸している。ただ、今晩は米国の11月消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。米CPIは米FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策に影響を与える重要な経済指標となっていることから、NY金は米CPIの発表次第となっている。金標準は先週末の安値1万2688円から、400円近く上昇している。ただ、夜間立会ではNY金と同様に米CPIの結果次第となっていることから、米CPIの発表後の値動きに注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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