(貴金属市場)
6日の金標準は、続落。金標準の中心限月10月限は前日比49円安の1万2776円。
夜間立会の金標準10月限は、序盤にNY金の上昇に反応して序盤に1万2913円まで買われた。しかし、その後はNY金が崩れると、金標準は為替の円高方向の動きもあって1万2739円まで下落した。NY金の2月限は、2682.0ドルまで上昇した後、2646.3ドルまで崩れた。
日中立会は、NY金が2636ドル台まで下値を切り下げると、金標準は1万2688円まで日中の安値を更新した。しかし、安値をつけてからの金標準は、NY金が2666ドル台まで戻したことで1万2827円まで戻した。ただ、金標準のプラス圏での動きは一時的となり、その後は為替の円高方向の動きによって金標準は1万2776円まで売り直された。
日中のNY金は、2636.9ドルまで崩れてた後、2666ドル台まで上昇している。ただ、今晩は米国の11月雇用統計の発表が予定され、NY金は米雇用統計の結果次第となっている。米雇用統計の事前予想は、非農業部門の雇用者数が20万人増となり、前月の1万2000人増から大幅に改善される予想となっている。しかし、失業率は4.2%と予想され前月の4.1%から上昇が見込まれている。米雇用統計の結果が、堅調な労働市場と評価されるようであれば、NY金の売り材料となるとみたい。ただし、逆の評価となれば、NY金の上昇も。米雇用統計の発表は、日本時間22時30分となっている。金標準は、NY金と為替の円高方向の動きによって続落している。ただ、金標準もNY金と同様に米雇用統計の結果次第となっていることから、米雇用統計の発表後の乱高下に注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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