(NY貴金属)
5日のNY金は、急反落。NY金の期近2月限は、前日比27.8ドル安の2648.4ドル、NY白金の期近1月限は、同11.7ドル安の941.6ドル、NY銀の期近3月限は、同37.9セント安の3153.6セント。
昨日のNY金は、米国の長期金利の上昇を背景に急反落した。NY金の2月限は、序盤に2680.0ドルまで上昇した。しかし、その後のNY金は、米長期金利の上昇をきっかけに2646.3ドルまで崩れた。下落局面では、6日の11月米雇用統計を控えた利益確定の売りが膨らんだこともNY金の下振れ要因となった。ただ、安値をつけてからは下げ一服の展開となり、引けにかけて2655ドルまで戻した。
NY白金は続落した。NY白金の1月限は、為替のドル安・ユーロ高基調を背景に957.4ドルまで上昇した。しかし、その後は米長期金利の上昇によってNY金が崩れると、NY白金もこの動きに反応して940.4ドルまで続落した。ただ、安値をつけてからは下げ一服となり、引けにかけて944ドル台まで下げ幅を縮小した。
NY金2月限日足
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NY白金1月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
5日のWTI原油は、続落。WTI原油の期近1月限は前日比0.24ドル安の68.30ドル、北海ブレント原油の期近2月限は、同0.22ドル安の72.09ドル。RBOBガソリンの12月限は、同0.66セント安の193.25セント、NYヒーティングオイルの期近12月限は、同1.17セント安の215.57セント。
昨日のWTI原油は、売り買い交錯する中、続落した。WTI原油の1月限は、序盤にOPECプラスによる供給引締めを背景に69.10ドルまで上昇した。この日開催されたOPECプラスの閣僚級会合で、協調減産を2026年末まで1年延長することで合意した。また、サウジアラビアなど8カ国による追加の自主減産は、2025年3月末まで継続することが決定した。自主減産の縮小は、2025年4月から26年9月にかけて段階的に削減量を減らす方針となった。しかし、その後は中国をはじめとする世界的なエネルギー需要の低迷を警戒した動きによって、WTI原油は67.98ドルまで崩れた。ただ、下落してからのWTI原油は、OPECプラスの供給引締めと為替のドル安基調による割安感によって買い拾われる動きとなり、69.16ドルまで上昇した。その後、高値圏で利益確定の売り、安値圏で安値拾いの買いによって、売り買い交錯する動きとなり、WTI原油は68.50ドルを中心としたレンジで揉み合う展開となった。
WTI原油期近1月限日足
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(CBOTコーン)
5日のシカゴコーンは、4営業日ぶりの反発。シカゴコーンの中心限月3月限は前日比5.00セント高の435.00セント。
昨日のシカゴコーンは、為替のドル安基調と米国産トウモロコシの輸出需要を背景に反発した。シカゴコーンの3月限は、序盤に428.25セントまで下落した。しかし、その後は為替のドル安基調による割安感と米国産トウモロコシの輸出需要が支援材料となり、シカゴコーンは436.00セントまで上昇した。この日発表された米国産トウモロコシの週間輸出成約高は、2024年度純成約高が173万2400トンとなり、市場予想レンジ75~150万トンの上限を超える結果となった。
シカゴコーン期近3月限日足
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