(貴金属市場)
5日の金標準は、反落。金標準の中心限月10月限は前日比24円安の1万2825円。
夜間立会の金標準10月限は、序盤に1万2815円まで下落したが、その後はNY金の上昇と為替の円安基調を背景に、金標準は1万2949円まで続伸した。ただ、高値をつけてからの金標準は、NY金の上げ一服と為替の円高方向の戻りによって、一時1万2858円まで崩れた。NY金の2月限は、2654.2ドルまで下落した後、2682ドルまで上昇した。米ドル/円相場は、一時151.20円台まで円安に進んだが、その後は150.00円前後まで戻した。
日中立会は、序盤に為替の円安基調が支援材料となり金標準は1万2914円まで買い直された。しかし、その後は為替が円高方向に進むと、金標準は1万2825円まで崩れた。
日中のNY金は、2668.6ドルまで上値を切り下げた後、2680ドルまで戻している。11月26日に2629.7ドルまで下落してから、NY金は下値を切り上げている。ただ、上値は11月29日に2690.5ドルまで上昇してから重くなっている。目先は、明日の米雇用統計が注目されており、それまでNY金はレンジでの動きが予想される。金標準は、1万2949円まで上昇してから、上値を切り下げている。まだ、米ドル/円相場が不安定な動きとなっており、NY金の上値の重い展開を踏まえると、金標準の下振れが警戒される。目先は、NY金と同様の明日の米雇用統計の結果次第となっている。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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