(貴金属市場)
4日の金標準は、小幅続伸。金標準の中心限月10月限は前日比6円高の1万2849円。
夜間立会の金標準10月限は、NY金の不安定な動きと為替の円高期基調を背景に1万2696円まで直近の安値を更新した。しかし、その後は為替の円安方向の戻りによって金標準は1万2770円台まで下げ幅を縮小した。NY金の2月限は、為替のドル安・ユーロ高基調によって2678.4ドルまで上昇した。ただ、高値をつけてからのNY金は米長期金利の上昇が圧迫要因となり、一時2657ドル台まで崩れた。
日中立会は、為替の円安方向への戻りとNY金の2673ドル台までの上昇に反応して、金標準は1万2866円まで続伸した。
日中のNY金は2673.0ドル台まで続伸している。ただ、今晩は米国のADP民間部門雇用者数の発表が予定されている。前日は10月の雇用動態調査(JOLTS)で非農業部門の求人数が市場予想を上回ったことで、為替がドル高・ユーロ安基調に進み、NY金は上値を抑えられる動きとなった。今晩のADP民間部門雇用者数も堅調な労働市場を示す内容となれば、NY金の下振れが警戒される。金標準は、NY金の上昇と為替の円安方向への戻りによって、直近の安値から大きく戻している。ただ、NY金と米ドル/円相場は、引き続き不安定な動きが警戒されるため、金標準は乱高下に注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
フジトミ証券の投資助言サービスでは、商品や株価指数、FXを中心に売買のフォローアップを行っています。
【投資助言サービスについて】https://www.fujitomi.co.jp/advice/
【ツイッター】https://twitter.com/@tazawa_fujitomi