（ＮＹ貴金属）
３日のＮＹ金は、反発。ＮＹ金の期近２月限は、前日比９．４ドル高の２６６７．９ドル、ＮＹ白金の期近１月限は、同９．８ドル高の９６０．２ドル、ＮＹ銀の期近３月限は、同６２．８セント高の３１４９．２セント。
昨日のＮＹ金は、売り買い交錯する動きの中、為替のドル安・ユーロ高基調を背景に反発した。ＮＹ金の２月限は、序盤に為替のドル高・ユーロ安方向の動きによって２６５６．６ドルまで下落した。しかし、安値をつけてからのＮＹ金は、為替がドル安・ユーロ高基調に進むと、米国取引時間帯に２６７８．４ドルまで反発した。ただ、その後は米国の長期金利の上昇がＮＹ金の上値を抑え、２６６０ドル台を中心とした揉み合う展開となった。米長期金利の上昇は、堅調な米雇用指標が要因となった。この日発表された１０月の雇用動態調査（ＪＯＬＴＳ）は、非農業部門の求人数が前月比３７万２０００件増の７７４万４０００件となり、市場予想の７４７万５０００件を上回った。このＪＯＬＴＳの発表を受けて、市場では米利下げペースの鈍化の見方が広がり、米長期金利は上昇した。
ＮＹ白金も反発した。ＮＹ白金の１月限は、序盤に９４５．３ドルまで下落した。しかし、その後は為替のドル安・ユーロ高基調が支援材料となり、ＮＹ白金は米国取引時間帯に９６４．８ドルまで反発した。ただ、高値をつけてからは、為替のドル安・ユーロ高基調が一服すると、ＮＹ白金は引けにかけて９５７ドル台まで上げ幅を縮小した。
ＮＹ金２月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ＮＹ白金１月限日足
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（ＷＴＩ原油・ＮＹ石油製品・北海ブレント）
３日のＷＴＩ原油は、続伸。ＷＴＩ原油の期近１月限は前日比１．８４ドル高の６９．９４ドル、北海ブレント原油の期近２月限は、同１．７９ドル高の７３．６２ドル。ＲＢＯＢガソリンの１２月限は、同４．５２セント高の１９６．２４セント、ＮＹヒーティングオイルの期近１２月限は、同４．００セント高の２２１．７７セント。
昨日のＷＴＩ原油は、需給の引き締まり観測によって続伸した。ＷＴＩ原油の１月限は、ＯＰＥＣプラスの減産縮小の先送り観測によって序盤から買いが先行して、米国取引時間帯に７０.２３ドルまで続伸した。５日に開催されるＯＰＥＣプラスの閣僚級会合で、自主減産の縮小開始を２０２５年１月から３月末まで延期するとの見方が広がっている。このＯＰＥＣプラスの減産縮小の先送りによる、需給の引き締まり観測が、ＷＴＩ原油に買い材料となった。また、中東情勢の悪化懸念による供給不安も支援材料となった。イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは停戦合意をしているものの、その後も互いに攻撃し合う状況が続いている。イスラエルのネタニヤフ首相は、この日ヒズボラとの停戦合意を順守すると発言しているが、停戦は戦争終結を意味するものではないと警告した。ヒズボラは２日に、イスラエルの軍事関連拠点を標的に「警告攻撃」を加えたと発表している。このイスラエルとヒズボラの停戦合意に対する懐疑的な見方が強まっている。
ＷＴＩ原油期近１月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
３日のシカゴコーンは、小幅続落。シカゴコーンの中心限月３月限は前日比０．２５セント安の４３２．２５セント。
昨日のシカゴコーンは、売り買い交錯する動きの中、南米の生産高見通しの改善が圧迫要因となり小幅続落した。シカゴコーンの３月限は、為替のドル安基調による割安感によって序盤から買いが先行すると４３６．００セントまで上昇した。しかし、その後は南米の生産高見通しの改善が圧迫要因となり、シカゴコーンは４３１．００セントまで続落した。ブラジルとアルゼンチンの主産地では、トウモロコシの生育に好ましいい天候が続いている。この良好な生育環境によって生産高見通しの改善による、南米産トウモロコシの供給増がシカゴコーンの売り材料となっている。
シカゴコーン期近１２月限日足
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