（ＮＹ貴金属）
２９日のＮＹ金は、３営業日連続の上昇。ＮＹ金の期近２月限は、前営業日比１６．２ドル高の２６８１．０ドル、ＮＹ白金の期近１月限は、同２２．３ドル高の９５４．１ドル、ＮＹ銀の期近３月限は、同５５．２セント高の３０５５．６セント。
週末のＮＹ金は、米国の長期金利の低下を背景に続伸した。ＮＹ金の２月限は、序盤に２６５７ドル台まで下落した。しかし、その後は米長期金利の上昇と為替のドル安・ユーロ高基調が支援材料となり、ＮＹ金は２６９０．５ドルまで続伸した。ただ、高値をつけてからは、為替のドル安・ユーロ高基調が一巡すると徐々に上値を切り下げ、引けにかけては利益確定の売りが膨らみＮＹ金は２６７２ドル台まで上げ幅を縮小した。
一方、ＮＹ白金も大幅続伸した。ＮＹ白金の１月限は、為替のドル安・ユーロ高基調を背景に序盤から買いが先行した。その後は、ＮＹ金の強調地合いもＮＹ白金の支援材料となり、米国取引時間帯に９５６．９ドルまで大幅続伸した。しかし、高値をつけてからは、為替のドル安・ユーロ高基調が一巡すると、ＮＹ白金は９５１ドル前後まで上値を切り下げた。
ＮＹ金１２月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ＮＹ白金１月限日足
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（ＷＴＩ原油・ＮＹ石油製品・北海ブレント）
２９日のＷＴＩ原油は、４営業日連続の下落。ＷＴＩ原油の期近１月限は前営業日比０．７２ドル安の６８．００ドル、北海ブレント原油の期近１月限は、同０．３４ドル安の７２．９４ドル。ＲＢＯＢガソリンの１２月限は、同２．９７セント安の１９４．３７セント、ＮＹヒーティングオイルの期近１２月限は、同１．０６セント高の２１９．３０セント。
週末のＷＴＩ原油は、売り買い交錯する中、続落した。ＷＴＩ原油の１月限は、序盤に６８．２０ドルまで下落した。しかし、その後はイスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの停戦合意の実効性に対する懐疑的な見方によって６９．６９ドルまで上昇した。イスラエル軍は、２８日にレバノン南部にあるヒズボラの関連施設を空爆した。停戦合意後のヒズボラへの攻撃についてイスラエル軍は、ヒズボラの「テロ活動」が確認されたとしている。これに対しヒズボラは反発し、両者は互いに停戦違反を主張している。しかし、高値をつけてからのＷＴＩ原油は、週末要因による持ち高調整と利益確定の売りが膨らみ、引けにかけて６７．８７ドルまで続落した。
ＷＴＩ原油期近１月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
２９日のシカゴコーンは、反発。シカゴコーンの中心限月３月限は前営業日比５．００セント高の４３３．００セント。
週末のシカゴコーンは、為替のドル安基調を背景に反発した。シカゴコーンの３月限は、為替のドル安基調による割安感によって序盤から買いが先行すると４３０セントまで上昇した。しかし、その後は南米の生育に適した天候が圧迫要因となり、シカゴコーンは４２７．２５セントまで崩れた。ただ、シカゴコーンの下押しは一時的となり、引けにかけては４３３．７５セントまで反発した。
シカゴコーン期近１２月限日足
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