(貴金属市場)
29日の金標準は、小幅反発。金標準の中心限月10月限は前日比3円高の1万2916円。
夜間立会の金標準10月限は、序盤に為替の円安方向の動きとNY金の上昇によって1万3006円まで反発した。しかし、その後は為替が円高基調への戻りとNY金の値崩れを背景に、金標準は1万2907円まで上値を切り下げた。NY金の2月限は、2683.4ドルまで上昇した後、2658ドル台まで下落した。
日中立会は、NY金が2657ドル台まで下がり為替が一段と円高基調に進むと、金標準は1万2796円まで急落した。しかし、その後はNY金が2690ドル台まで急反発して為替が円安方向に戻ると、金標準は1万2939円まで急上昇した。ただ、その後は為替が円高基調に再び進み、金標準は引けにかけて1万2910円台まで上値を切り下げた。
日中のNY金は為替のドル安・ユーロ高基調を背景に2690ドル台まで急伸している。ただ、本日のNY金は休場明けとなるが、週末・月末が重なることから引き続き持ち高調整の動きによる波乱の展開が警戒される。金標準は、NY金と米ドル/円相場の乱高下によって値動きの荒い動きとなっている。ただ、ロウソク足は前日から1万2900円を下抜けしてから戻る動きを継続していることから、本日の安値が目先の下値になる可能性が予想される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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