（ＮＹ貴金属）
２７日のＮＹ金は、続伸。ＮＹ金の期近２月限は、前日比１８．５ドル高の２６６４．８ドル、ＮＹ白金の期近１月限は、同１．９ドル高の９３１．８ドル、ＮＹ銀の期近３月限は、同２７．６セント安の３０５５．６セント。
昨日のＮＹ金は、為替のドル安・ユーロ高基調を背景に続伸した。ＮＹ金の１２月限は、序盤から買いが先行した。その後、為替のドル安・ユーロ高基調によってＮＹ金の強調地合いが強まると、米国取引時間帯に２６８３．４ドルまで上昇した。この日発表された米国の１０月個人消費支出（ＰＣＥ）物価指数は、前年比２．３％上昇と前回の２．１％上昇より伸び率は拡大したが、市場予想と一致した。コアＰＣＥ物価指数も、同２．８％上昇となり、前回の２．７％上昇を上回ったが、予想通りの結果となった。また、第３四半期の国内総生産（ＧＤＰ）は、前年比２．８％増となり市場予想と一致した。この一連の米経済指標が、ほぼ予想通りの結果となったことで、１２月の米利下げ観測が高まると、米長期金利が低下して為替のドル安・ユーロ高基調が強まった。しかし、高値をつけてからのＮＹ金は、為替のドル安・ユーロ高基調が一巡するとＮＹ金は上値を切り下げる展開となり、引けにかけて２６６０ドル前後の水準まで上げ幅を縮小した。
ＮＹ白金は、３営業日ぶりに反発した。ＮＹ白金の１月限は、序盤に９２９．０ドルまで下落した。しかし、その後は為替のドル安・ユーロ高基調とＮＹ金の強調地合いによって、ＮＹ白金は出直りの動きから９４３．９ドルまで上昇した。ただ、高値をつけてからのＮＹ白金は、ＮＹパラジウムの値崩れに反応するとＮＹ白金は利益確定の売りが膨らみ、９３０ドル前後の水準まで上値を切り下げた。
ＮＹ金１２月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ＮＹ白金１月限日足
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（ＷＴＩ原油・ＮＹ石油製品・北海ブレント）
２７日のＷＴＩ原油は、小幅続落。ＷＴＩ原油の期近１月限は前日比０．０５ドル安の６８．７２ドル、北海ブレント原油の期近１月限は、同０．０２ドル高の７２．８３ドル。ＲＢＯＢガソリンの１２月限は、同１．８４セント安の１９７．３４セント、ＮＹヒーティングオイルの期近１２月限は、同３．６８セント高の２２０．３６セント。
昨日のＷＴＩ原油は、売り買い交錯する中、小幅続落した。ＷＴＩ原油の１月限は、序盤に需給の引き締まり観測によって６９．３７ドルまで上昇した。この日、ＯＰＥＣプラスが２０２５年１月から開始予定となっている減産幅の縮小計画について延期をするこを協議していると伝わった。また、トランプ次期米大統領が打ち出したメキシコとカナダに対する２５％の関税の対象に原油も含まれていることが明らかとなり、市場では需給の引き締まり観測が広がった。しかし、高値をつけてからのＷＴＩ原油は、米国のガソリン在庫の大幅増加をきっかけに、６８．１８ドルまで下落した。米国取引時間帯に発表されたＥＩＡ（米エネルギー情報局）の週間在庫統計で、ガソリン在庫が前週比３３０万バレル増となり、市場予想の５万バレル増に反して大幅な積み増しとなった。このガソリン在庫の急増を受けて、燃料需要の低迷が警戒されるとＷＴＩ原油は売られた。ただ、その後のＷＴＩ原油は下げ一服の展開となり、引けにかけて６８．８０ドル前後まで戻した。
ＷＴＩ原油期近１月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
２７日のシカゴコーンは、横ばい。シカゴコーンの中心限月３月限は前日と変わらずの４２８．００セント。
昨日のシカゴコーンは、２８日の米国の感謝際による休場を控えた持ち高調整の動きによって横ばいとなった。シカゴコーンの３月限は、為替のドル安基調による割安感から４３１．００セントまで上昇した。しかし、その後は２８日の休場を控えた持ち高調整の動きを背景に４２７．５０セントまで下落した。ただ、シカゴコーンの下落は一時的な動きとなり、引けにかけては４２８セントまで戻した。
シカゴコーン期近１２月限日足
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