(貴金属市場)
26日の金標準は、急落。金標準の中心限月10月限は前日比266円安の1万3034円。
夜間立会の金標準10月限は、NY金の暴落によって1万3037円まで崩れた。NY金の12月限は、イスラエルとレバノンによる停戦案の合意報道を受けて2616.6ドルまで暴落した。
日中立会は、序盤にNY金が2605ドル台まで下値を切り下げると、金標準は1万3000円を割り込み1万2998円まで売られた。しかし、その後の金標準は、NY金が2632ドル台まで上昇したことによって1万3099円まで戻した。ただ、金標準の1万3090円台までの戻りは一時的な動きとなり、NY金の上げ一服と為替の円高方向の動きから、金標準は1万2987円まで下値水準を切り下げた。しかし、引けにかけては、再び1万3040円前後の水準まで戻した。
日中のNY金は2605.5ドルまで下値水準を切り下げた後、2632.5ドルまで反発している。週明けからNY金は大きく崩れる動きとなっている。イスラエルとレバノンによる停戦間近となっていることで、地政学的リスクが後退して安全資産の金は売られている。ただ、25日にもイスラエルとイスラム教シーア派組織ヒズボラとの間で交戦が続いており、正式発表までNY金の乱高下に注意したい。金標準は、NY金の暴落と為替の円高基調によって1万3000円割れの動きとなっている。まだ、NY金と米ドル/円相場の波乱の展開が警戒され、金標準もNY金と同様に乱高下に注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
フジトミ証券の投資助言サービスでは、商品や株価指数、FXを中心に売買のフォローアップを行っています。
【投資助言サービスについて】https://www.fujitomi.co.jp/advice/
【ツイッター】https://twitter.com/@tazawa_fujitomi