(NY貴金属)
25日のNY金は、暴落。NY金の期近12月限は、前週末比93.7ドル安の2618.5ドル、NY白金の期近1月限は、同4.6ドル高の975.1ドル、NY銀の期近12月限は、同109.9セント安の3023.9セント。
週明けのNY金は、地政学的リスクの後退観測によって暴落した。NY金の12月限は、序盤に2723.2ドルまで上昇した。しかし、その後は地政学的リスクの後退観測によって利益確定の売りが膨らむと、NY金は2616.6ドルまで暴落した。米ニュースサイト「アクシオス」がこの日、戦闘を続けているレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエルについて、レバノンとイスラエルの両政府が停戦案に合意したと報じた。この報道によって安全資産で買われていた金は売られた。
NY白金もNY金と同様に急落した。NY白金の1月限は序盤に976.7ドルまで上昇した。しかし、その後はNY金の暴落と為替のドル高・ユーロ安基調を背景に、NY白金は942.9ドルまで崩れた。
NY金12月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金1月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
25日のWTI原油は、急落。WTI原油の期近1月限は前週末比2.30ドル安の68.94ドル、北海ブレント原油の期近1月限は、同2.16ドル安の73.01ドル。RBOBガソリンの12月限は、同6.09セント安の200.05セント、NYヒーティングオイルの期近12月限は、同3.96セント安の223.53セント。
週明けのWTI原油は、中東情勢の悪化による供給不安の後退観測が圧迫要因となり急落した。WTI原油の1月限は序盤に71.48ドルまで上昇した。しかし、その後はイスラエルとレバノンの両政府による停戦案の合意報道を受けて、中東情勢の悪化による供給不安の後退観測が台頭すると、WTI原油は68.74ドルまで急落した。
WTI原油期近1月限日足
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(CBOTコーン)
25日のシカゴコーンは、3営業日連続の下落。シカゴコーンの中心限月3月限は前週末比2.25セント安の433.00セント。
週明けのシカゴコーンは、南米の天候リスクの後退とシカゴ小麦の下落に反応して続落した。シカゴコーンの3月限は、序盤から売りが先行すると、そのまま1本調子に431.75セントまで崩れた。南米のトウモロコシ生産地帯で、降雨予報による天候リスクが後退している。シカゴ小麦は、為替のドル高基調を背景に利益確定の売りが膨らみ、先週末から軟調地合いを継続している。
シカゴコーン期近12月限日足
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