（ＮＹ貴金属）
２２日のＮＹ金は、５営業日連続の上昇。ＮＹ金の期近１２月限は、前日比３７．３ドル高の２７１２．２ドル、ＮＹ白金の期近１月限は、同４．６ドル高の９７５．１ドル、ＮＹ銀の期近１２月限は、同３９．５セント高の３１３３．８セント。
週末のＮＹ金は、ウクライナ情勢の悪化を警戒した安全資産の買いによって大幅続伸した。ＮＹ金の１２月限は、序盤からロシアとウクライナの戦闘の激化を警戒した動きによって買いが先行すると２７１８．５ドルまで上昇した。前日にロシアは、ウクライナ東部ドニプロに新型の極超音速中距離弾道ミサイル「オレシニク」を発射した。一方、ウクライナは今週、米国製の地対地ミサイル「ＡＴＡＣＭＳ」と英国の巡航ミサイル「ストームシャドー」を使用してロシア領を攻撃した。この両国のミサイルの応酬によって、市場では戦闘の激化を警戒した動きからＮＹ金は連日買い進まれている。
ＮＹ白金も、ＮＹ金の強調地合いに引っ張られ続伸した。ＮＹ白金の１月限は、序盤にＮＹ金の上昇によって９７９．０ドルまで続伸した。しかし、高値をつけてからのＮＹ白金は為替のドル高・ユーロ安基調が圧迫要因となり９６３．５ドルまで崩れた。ただ、ＮＹ白金の下振れは一時的な動きとなり、その後はＮＹ金の強調地合いが引き続き支援材料となり、９７０ドル台まで買い直された。
ＮＹ金１２月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ＮＹ白金１月限日足
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（ＷＴＩ原油・ＮＹ石油製品・北海ブレント）
２２日のＷＴＩ原油は、続伸。ＷＴＩ原油の期近１月限は前日比１．１４ドル高の７１．２４ドル、北海ブレント原油の期近１月限は、同０．９４ドル高の７５．１７ドル。ＲＢＯＢガソリンの１２月限は、同０．２０セント高の２０６．１４セント、ＮＹヒーティングオイルの期近１２月限は、同０．０５セント高の２２７．４９セント。
週末のＷＴＩ原油は、ウクライナ情勢の悪化懸念によって続伸した。ＷＴＩ原油の１月限は、序盤に買いが先行して７０．７０ドル台まで続伸したが、その後は為替のドル高基調による割高感によって６９．２９ドルまで下落した。しかし、ＷＴＩ原油の下振れ一時的な動きとなり、その後はウクライナ情勢の悪化によるロシア産エネルギーの供給不安が引き続き買い材料となると、ＷＴＩ原油は７１．５１ドルまで上昇した。上昇局面では、１２月のＯＰＥＣプラスの閣僚級会合で自主減産の縮小見送り観測も支援材料となった。
ＷＴＩ原油期近１月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
２２日のシカゴコーンは、続落。シカゴコーンの中心限月１２月限は前日比１．２５セント安の４２５．５０セント。
週末のシカゴコーンは、シカゴ小麦の下落と為替のドル高基調によって続落した。シカゴコーンの１２月限は、序盤から買いが先行して４２９．５０セントまで上昇した。しかし、その後はシカゴ小麦の下落と為替のドル高基調による割高感によって４２５．００セントまで続落した。シカゴ小麦の下落は、連日の上昇に対する利益確定の売りと為替のドルドル高が圧迫要因となった。
シカゴコーン期近１２月限日足
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