(貴金属市場)
21日の金標準は、3営業日連続の大幅上昇。金標準の中心限月10月限は前日比95円高の1万3302円。
夜間立会の金標準10月限は、序盤にNY金の軟調地合いによって1万3176円まで下落した。しかし、その後はNY金の急伸を背景に、金標準は1万3324円まで大幅続伸した。NY金の12月限は、序盤に米国の長期金利の上昇によって2621.9ドルまで崩れたが、その後は安全資産の買いが支援材料となり2659.0ドルまで急伸した。
日中立会は、NY金が2664ドル台まで続伸すると金標準は1万3336円まで上げ幅を拡大した。しかし、その後はNY金の上げ一服と為替の円高方向の動きによって、金標準は1万3280円まで上値を切り下げた。ただ、金標準の下振れは限定的となり、引けにかけて1万3330円前後の水準まで買い直された。
日中のNY金は、2664.0ドルまで続伸している。引き続き、ウクライナ情勢の悪化懸念による安全資産の買いによって強調地合いを継続している。2600ドル台後半まで上値を切り上げており、目先は2700ドルを試す動きが予想される。金標準は1万3330円台まで上昇している。まだ、NY金の強調地合いが予想されることから、金標準は夜間立会で上値水準を上げる動きが想定される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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