(貴金属市場)
12日の金標準は、急落。金標準の中心限月10月限は前日比311円安の1万2943円。
夜間立会の金標準10月限は、NY金の値崩れによって1万3000円を割り込むと1万2969円まで急落した。しかし、その後の金標準はNY金の下げ一服の展開から、引けにかけて1万3040円前後まで戻した。NY金の12月限は、為替のドル高・ユーロ安基調を背景に2617.1ドルまで崩れた。
日中立会は、NY金が2633ドル台まで反発すると、金標準は為替の円安方向の動きもあって1万3062円まで下げ幅を縮小した。しかし、その後はNY金が2612ドル台まで下落して、為替が円高基調になると、金標準は1万2917円まで下値水準を切り下げた。ただ、引けにかけては為替が円安方向に戻り、金標準は1万2940円台まで下げ幅を縮小した。
日中のNY金は、一時2633.4ドルまで反発したが、その後は2609.6ドルまで売り込まれている。まだ、為替のドル高・ユーロ安基調がNY金の圧迫要因となっており、NY金の一段の下値水準の切り下げが警戒される。金標準は2024年10月18日以来の1万3000円割れとなっているが、NY金が下落基調を継続していることを踏まえると、更なる下振れに注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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