(貴金属市場)
7日の金標準は、急落。金標準の中心限月10月限は前日比256円安の1万3214円。
夜間立会の金標準10月限は、NY金の値崩れによって1万3227円まで急落したが、その後は為替の円安基調によって1万3300円前後まで下げ幅を縮小した。NY金の12月限は、米国の大統領選の結果を受けて米長期金利が上昇して為替がドル高・ユーロ安基調に進むと、2660.7ドルまで急落した。
日中立会は、NY金が2650ドル台まで下値を切り下げると金標準は1万3196円まで下げ幅を拡大した。しかし、その後はNY金の下げ一服の動きによって、金標準は1万3277円まで戻した。ただ、引けにかけては、1万3210円台まで売り直されている。
日中のNY金は、2650.7ドルまで下値水準を切り下げている。米大統領選でトランプ前大統領が勝利したことで、NY金は下落基調を継続している。ただ、今晩は米国の政策金利の発表とパウエル米FRB(連邦準備制度理事会)議長の記者会見が予定され、NY金の波乱の動きが警戒される。金標準は、一時1万3200円割れまで崩れているが、為替が円安基調を維持していることから、この後の戻りも予想される。ただ、ドル高によるNY金の値崩れは、金標準の圧迫要因となるため、上値を抑えられる動きが警戒される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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