(貴金属市場)
5日の金標準は、大幅続落。金標準の中心限月10月限は前週末比111円安の1万3459円。
先週末の夜間立会の金標準10月限は、NY金の軟調地合いによって1万3494円台まで下落した。週末のNY金の12月限は、米長期金利の上昇と為替がドル高・ユーロ安基調を背景に2742.6ドルまで下落した。4日のNY金は、今週の米国大統領選や米FOMC(連邦公開市場委員会)を控えた様子見ムードの中、2739.4ドルまで続落した。
日中立会の金標準は、週明けのNY金の軟調地合いによって寄付きから下げ幅を拡大した。その後、NY金が2733ドル台まで下値水準を切り下げると、金標準は1万3386円まで崩れた。しかし、NY金が安値をつけてから出直りの動きになり、金標準も戻り基調に転換すると、14時過ぎに為替の円安方向の動きもあって1万3471円まで下げ幅を縮小した。ただ、引けにかけては1万3450円台まで上値を切り下げた。
日中のNY金は、2733.5ドルまで下落して一段と下値水準を切り下げている。ただ、今晩から米大統領選挙の開票が開始され、NY金は米大統領選の状況次第となっている。共和党のトランプ前大統領と民主党のハリス副大統領の支持率が拮抗していることで、先行きが不透明な状況によってNY金の乱高下が警戒される。金標準は、NY金の軟調地合いによって一時1万3400円割れまで下値を切り下げている。ただ、夜間立会はNY金と同様の米大統領選の状況次第となっていることから、波乱の展開に注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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