（ＮＹ貴金属）
１日のＮＹ金は、続落。ＮＹ金の期近１２月限は、前日比０.１ドル安の２７４９．２ドル、ＮＹ白金の期近１月限は、同３．３ドル高の１００２．９ドル、ＮＹ銀の期近１２月限は、同１１．５セント安の３２６８．１セント。
週末のＮＹ金は、米国の長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調を背景に続落した。ＮＹ金の１２月限は、１０月の米雇用統計の発表後に２７７２．４ドルまで上昇した。注目された米雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比１万２０００人増となり前回の２２万３０００人増（改定値）から急減して、市場予想の１１万３０００人増を大幅に下振れした。この米雇用統計の結果を受けて米長期金利が低下して為替がドル安・ユーロ高方向に進み、ＮＹ金は買われた。しかし、ＮＹ金の上昇は一時的な動きとなり、その後は低下していた米長期金利が上昇して為替がドル高・ユーロ安基調に転換すると、ＮＹ金は２７４２．６ドルまで続落した。
一方、ＮＹ白金は売り買いが交錯する中、清算値ベースで反発した。ＮＹ白金の１月限は、序盤に９９４．２ドルまで下落した。しかし、安値をつけてからのＮＹ白金は、ＮＹ金と同様に米雇用統計の発表後に為替のドル安・ユーロ高方向の動きによって１０１４．２ドルまで上昇した。ただ、ＮＹ白金の１０１４ドル台までの上昇は一時的な動きとなり、その後は為替がドル高・ユーロ安基調に進むと、ＮＹ白金は９９６ドル台まで売り直された。しかし、引けにかけては１０００ドル台まで下値を切り上げた。
ＮＹ金１２月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
ＮＹ白金１月限日足
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（ＷＴＩ原油・ＮＹ石油製品・北海ブレント）
１日のＷＴＩ原油は、３営業日連続で上昇。ＷＴＩ原油の期近１２月限は前日比０．２３ドル高の６９．４９ドル、北海ブレント原油の期近１月限は、同０．２９ドル高の７３．１０ドル。ＲＢＯＢガソリンの１２月限は、同０．７３セント安の１９６．６５セント、ＮＹヒーティングオイルの期近１２月限は、同０．０５セント安の２２１．９０セント。
週末のＷＴＩ原油は、中東情勢の悪化を警戒した動きによって続伸した。ＷＴＩ原油の１２月限は、序盤に中東情勢の悪化によるエネルギー供給の混乱懸念が支援材料となり７１．４５ドルまで上昇した。１０月２６日にイスラエルの報復攻撃を受けたイランが、数日以内にイスラエルに対し再報復するとの見方が広がっている。また、イスラム教シーア派組織ヒズボラとイスラエルの戦闘は、１０月３１日にビスボラがイスラエル北部にロケット弾で攻撃した。これに対し、イスラエル軍はヒズボラが拠点を置くレバノンの首都ベイルート南郊を１１月１日にかけて空爆した。しかし、高値をつけてからのＷＴＩ原油は、為替のドル高基調や米国の景気先行き懸念によって６９．３２ドルまで上値を切り下げた。この日発表された１０月の米ＩＳＭ製造業購買担当者景況指数（ＰＭＩ）が４６．５と前月の４７．２から低下して、市場予想の４７．６を下回った。この弱気な米経済指標を受けて、同国の景気先行き懸念によるエネルギー需要の後退が連想された。
ＷＴＩ原油期近１２月限日足
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（ＣＢＯＴコーン）
１日のシカゴコーンは、３営業日ぶりの反発。シカゴコーンの中心限月１２月限は前日比３．７５セント高の４１４．５０セント。
週末のシカゴコーンは、米国産トウモロコシの好調な輸出需要が支援材料となり３営業日ぶりの反発となった。シカゴコーンの１２月限は、序盤から買いが先行すると米国取引時間帯に４１５．７５セントまで上昇した。この日米農務省は、民間業者によるメキシコ向け７８万１３２２トンの輸出を確認した。その後は、為替のドル高基調によってシカゴコーンは４１１セントまで上値を切り下げたが、引けにかけては４１４セント台まで再び買い直された。
シカゴコーン期近１２月限日足
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