(貴金属市場)
30日の金標準は、続伸して最高値を更新。金標準の中心限月10月限は前日比196円高の1万3780円。
夜間立会の金標準10月限は、NY金の強調地合いに反応して続伸すると1万3733円まで上値水準を切り上げた。NY金の12月限は、引き続き中東情勢による地政学的リスクと米国の大統領選の先行き不透明な状況を警戒したリスク買いによって2787.7ドルまで最高値を更新した。
日中立会は、NY金が2794ドル台まで続伸すると、金標準は1万3759円まで上げ幅を拡大した。しかし、その後の金標準は、NY金の上げ一服の動きによって1万3738円まで上げ幅を縮小した。ただ、引けにかけてNY金が2796ドル台まで上値水準を切り上げると、金標準は1万3780円まで上昇して史上最高値を更新した。
日中のNY金は、米国の長期金利の低下と為替のドル安・ユーロ高基調によって2796.8ドルまで再び最高値を更新している。ただ、今晩は米国の10月ADP全米雇用者数や第3四半期のGDP(国内総生産)速報値の発表が予定されている。今晩から週末まで米国の主要な経済指標の発表が予定されていることから、NY金の乱高下に注意したい。金標準は、1万3780円まで最高値を更新している。連日高値を更新しているが、週末にかけてNY金の乱高下が警戒されることから、金標準も突然の急変動に注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
フジトミ証券の投資助言サービスでは、商品や株価指数、FXを中心に売買のフォローアップを行っています。
【投資助言サービスについて】https://www.fujitomi.co.jp/advice/
【ツイッター】https://twitter.com/@tazawa_fujitomi