(貴金属市場)
29日の金標準は、続伸。金標準の中心限月8月限は前日比7円高の1万3570円、新甫10月限は1万3584円。
夜間立会の金標準8月限は、序盤に為替の円高方向の動きとNY金の軟調地合いに反応して1万3418円まで下落した。しかし、その後は為替の円安基調への戻りとNY金の上昇を背景に金標準は1万3559円まで下げ幅を縮小した。NY金の12月限は、この日も安全資産として買われ2758.3ドルまで続伸した。
日中立会は、NY金が2770ドル台まで上値を切り上げると金標準は1万3606円まで最高値を更新した(先限繋ぎ足では1万3619円)。しかし、その後はNY金の上げ一服の動きによって、金標準は1万3547円まで下落した。ただ、引けにかけては1万3570円まで買い直された。
日中のNY金は2770.2ドルまで続伸している。ロウソク足は10月23日以来の2770ドル台まで上昇しており、目先は史上最高値となっている2772.6ドルを上抜けするか注目されている。金標準は、NY金より一足先に最高値を更新しているが、NY金の強調地合いと為替の円安基調が続いていることから、夜間立会でも上値を試す動きが予想される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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