(貴金属市場)
28日の金標準は、急騰。金標準の中心限月8月限は前週末比218円高の1万3563円。
週末の夜間立会の金標準8月限は、序盤に1万3309円まで下落した。しかし、その後はNY金の強調地合いに反応して、金標準は1万3491円まで反発した。NY金の12月限は、引き続き安全資産としての買いが支援材料となり2760.9ドルまで続伸した。
日中立会は、週明けの米ドル/円相場が1ドル153円台ま円安に進むと金標準は、1万3558円まで急騰した。しかし、その後は為替の円安基調の一服と週明けのNY金の下落によって、金標準は1万3502円まで上値を切り下げた。ただ、金標準の下振れは一時的な動きとなり、引けにかけて1万3563円まで上げ幅を拡大した。
週明けのNY金は、為替のドル高・ユーロ安基調を背景に一時2736ドル台まで下落している。今週は、週後半に米国のGDP(国内総生産)・個人消費支出(PCE)物価指数・雇用統計と主要な経済指標の発表が予定されている。今後の米金融政策に影響をあたる指標の発表が続くことから、NY金は波乱の動きに注意したい。金標準は、日中に1万3550円台まで急騰している。最高値付近まで上昇しているが、今週は米国の主要な経済指標の発表によって、相場が急変することが警戒される。よって、NY金と為替相場の動きを見ながら臨機応変に対処するのが無難としたい。
金標準の日足チャート
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