(NY貴金属)
25日のNY金は、続伸。NY金の期近12月限は、前日比5.7ドル高の2754.6ドル、NY白金の期近1月限は、同3.1ドル高の1036.7ドル、NY銀の期近12月限は、同1.6セント安の3377.9セント。
週末のNY金は、引き続き安全資産としての買いによって続伸した。NY金の12月限は、序盤に週末要因による持ち高調整の動きによって2729.1ドルまで下落した。しかし、NY金の下振れは一時的な動きとなり、その後は安全資産としての買いが支援材料になると、NY金は2760.9ドルまで続伸した。イスラエルとイスラム組織ハマスとの停戦交渉が期待される中、この日もイスラエル軍がパレスチナ自治区ガザを空爆して少なくとも9人が死亡した。また、レバノン南部ハスバヤでイスラエル軍の攻撃によって3人が死亡した。依然として中東情勢の先行きが不透明な状況によって、NY金は買われた。
NY白金は清算値ベースで続伸も、その後は反落した。NY白金の1月限は、序盤にNY金の下振れと週末要因による持ち高調整を背景に1012.6ドルまで崩れた。しかし、その後はNY金の出直りの動きとNYパラジウムの続騰が支援材料になると、NY白金は1038.8ドルまで続伸した。ただ、高値をつけてからは為替のドル高・ユーロ安基調によってNY白金は上値を抑えられると、引けにかけて1034ドル台まで下落した。
NY金12月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金1月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
25日のWTI原油は、急反発。WTI原油の期近12月限は前日比1.59ドル高の71.78ドル、北海ブレント原油の期近12月限は、同1.67ドル高の76.05ドル。RBOBガソリンの11月限は、同5.08セント高の207.85セント、NYヒーティングオイルの期近11月限は、同3.58セント高の223.81セント。
週末のWTI原油は、中東情勢の悪化による供給不安が支援材料となり急反発した。WTI原油の12月限は、序盤に69.96ドルまで下落した。しかし、その後は中東情勢の悪化を警戒した動きによって、WTI原油は71.92ドルまで急反発した。イスラエルとイスラム組織ハマスとの停戦交渉の進展が期待される中、この日もイスラエル軍がパレスチナ自治区ガザを空爆して少なくとも9人が死亡した。また、レバノン南部ハスバヤでイスラエル軍の攻撃によって3人が死亡した。依然として中東情勢の先行きが不透明な状況によって、エネルギーの供給不安が警戒されている。ただ、高値をつけてからのWTI原油は為替のドル高基調によって上値を抑えられると、引けにかけて71.60ドル前後まで上げ幅を縮小した。
WTI原油期近12月限日足
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(CBOTコーン)
25日のシカゴコーンは、5営業日ぶりに反落。シカゴコーンの中心限月12月限は前日比6.25セント安の415.25セント。
週末のシカゴコーンは、利益確定の売りによって反落した。シカゴコーンの12月限は、序盤に好調な米国産トウモロコシの輸出需要を背景に421.00セントまで上昇した。しかし、その後は週末要因による持ち高調整と連日の上昇に対する利益確定の売りが台頭して、シカゴコーンは414.50セントまで反落した。
シカゴコーン期近12月限日足
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