(貴金属市場)
24日の金標準は、急反落。金標準の中心限月8月限は前日比113円安の1万3390円。
夜間立会の金標準8月限は、序盤にNY金の強調地合いと為替の円安基調を背景に1万3572円まで最高値を更新した。しかし、その後はNY金の値崩れと為替の円高方向の戻りによって、金標準は1万3339円まで急反落した。NY金の12月限は、2772.6ドルまで最高値を更新した後、為替のドル高・ユーロ安基調と米国の長期金利の上昇をきっかけに利益確定の売りが台頭して2722.1ドルまで崩れた。
日中立会は、NY金が2739ドル台まで反発して金標準は1万3433円まで下げ幅を縮小したが、その後は為替の円高方向の動きによって金標準は1万3368円まで売り直された。ただ、引けにかけてはNY金が2742ドル台まで上値を切り上げると、金標準は1万3410円台まで戻りを見せた。
日中のNY金は2742.6ドルまで反発している。引き続き、中東情勢の悪化を警戒した地政学的リスクと米国の大統領選の先行き不透明な状況によるリスク回避による安全資産の買いが、NY金の下支えとなっている。目先は、2750ドル台を回復するか注目される。金標準は、1万3339円まで下落してから、NY金の戻り基調によって50円以上の戻りを見せている。まだ、NY金の戻りが期待される状況となっていることから、金標準も1万3450円を回復する動きが予想される。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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