(NY貴金属)
23日のNY金は、急反落。NY金の期近12月限は、前日比30.4ドル安の2729.4ドル、NY白金の期近1月限は、同11.7ドル安の1029.7ドル、NY銀の期近12月限は、同120.2セント安の3383.9セント。
昨日のNY金は、最高値を更新した後、利益確定の売りによって7営業日ぶりに急反落した。NY金の12月限は、引き続き安全資産としての買いによって序盤から買いが先行すると2772.6ドルまで史上最高値を更新した。中東情勢の悪化を警戒した地政学的リスクと米国の大統領選の先行き不透明な状況によるリスク回避によって、この日も安全資産として金は買われた。しかし、高値をつけてからのNY金は、米長期金利の上昇と為替のドル高・ユーロ安基調の動きによって利益確定の売りが膨らむと、米国取引時間帯に2722.1ドルまで崩れた。ただ、安値をつけてからのNY金は、下げ一服に展開から2736ドル台まで戻り、引けにかけては2730ドル前後で推移した。
NY白金も為替のドル高・ユーロ安基調を背景に急反落した。NY白金の1月限は、序盤にNY金の強調地合いによって10487ドルまで直近の高値を更新した。しかし、その後は、為替のドル高・ユーロ安基調とNY金の値崩れによって、NY白金は米国取引時間帯に1024.1ドルまで急反落した。ただ、安値をつけてからのNY白金は、為替のドル高・ユーロ安基調の一服によって下げ止まり、引けにかけては1030ドル前後の水準まで下げ幅を縮小した。
NY金12月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金1月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
23日のWTI原油は、3営業日ぶりに反落。WTI原油の期近12月限は前日比0.97ドル安の70.77ドル、北海ブレント原油の期近12月限は、同1.08ドル安の74.96ドル。RBOBガソリンの11月限は、同3.01セント安の204.14セント、NYヒーティングオイルの期近11月限は、同1.54セント安の222.16セント。
昨日のWTI原油は、為替のドル高基調と米国の原油在庫の増加を背景に3営業日ぶりに反落した。WTI原油の12月限は、為替のドル高基調によって序盤から売りが先行すると、米国取引時間帯に70.13ドルまで下落した。しかし、その後は中東情勢の悪化による供給不安が引き続きWTI原油の支援材料となり、71.50ドル台まで反発した。ただ、WTI原油の71.50ドル台までの反発は一時的な動きとなり、米週間在庫統計の発表後に再び70.60ドル台まで売り直された。この日発表されたEIA(米エネルギー情報局)による週間在庫統計で、原油在庫が前週比550万バレル増となり市場予想の30万バレル増を大きく上回る在庫の積み増しとなった。ガソリン在庫も同90万バレル増と、市場予想の120万バレル減に反して増加した。この原油・ガソリン在庫の積み増しが、WTI原油の圧迫要因となった。その後のWTI原油は、売り買い交錯する動きの中、引けにかけて71.10ドル前後まで下げ幅を縮小した。
WTI原油期近12月限日足
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(CBOTコーン)
23日のシカゴコーンは、3営業日連続の上昇。シカゴコーンの中心限月12月限は前日比2.50セント高の419.00セント。
昨日のシカゴコーンは、米国産トウモロコシの輸出需要を背景に3営業日連続で上昇した。この日も米農務省は、民間業者による仕向け地不明での米国産トウモロコシ10万トンの輸出を確認した。先週から続く米国産トウモロコシの好調な輸出需要がシカゴコーンの支援材料となり、12月限は420.00セントまで上昇した。
シカゴコーン期近12月限日足
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