(NY貴金属)
22日のNY金は、6営業日連続の上昇。NY金の期近12月限は、前日比20.9ドル高の2759.8ドル、NY白金の期近1月限は、同24.6ドル高の1041.4ドル、NY銀の期近12月限は、同96.3セント高の3504.1セント。
昨日のNY金は、安全資産としての買いによって大幅続伸した。NY金の12月限は、序盤から買いが先行するとそのまま一本調子に上昇して、米国取引時間帯に2763.3ドルまで史上最高値を再び更新した。中東情勢の悪化が警戒される中、この日は米国の大統領選の先行き不透明な状況からリスク回避による安全資産として金が買い進まれた。米大統領選まで2週間となったが、依然として民主党候補のハリス副大統領と共和党候補のトランプ前大統領が接戦を繰り広げられている。
NY白金は、NY金の強調地合いに反応して急反発した。NY白金の1月限は、序盤に1014.1ドルまで下落した。しかし、その後のNY白金は、NY金の強調地合いに引っ張られ1042.7ドルまで直近の高値を更新した。
NY金12月限日足
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
NY白金1月限日足
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(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
22日のWTI原油は、大幅続伸。WTI原油の期近12月限は前日比1.70ドル高の71.74ドル、北海ブレント原油の期近12月限は、同1.75ドル高の76.04ドル。RBOBガソリンの11月限は、同5.68セント高の207.15セント、NYヒーティングオイルの期近11月限は、同5.37セント高の223.7セント。
昨日のWTI原油は、引き続き中国のエネルギー需要の改善期待と中東情勢の悪化による供給不安が支援材料となり大幅続伸した。WTI原油の12月限は、序盤に為替のドル高方向の動きによって69.35ドルまで下落した。しかし。その後は中国の景気刺激策によるエネルギー需要の改善期待と中東情勢の悪化懸念による供給不安によって、WTI原油は72.09ドルまで続伸した。ただ、高値をつけてからのWTI原油は、為替のドル高基調を背景に71.30ドル台まで上値を切り下げた。
WTI原油期近12月限日足
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(CBOTコーン)
22日のシカゴコーンは、続伸。シカゴコーンの中心限月12月限は前日比7.00セント高の416.50セント。
昨日のシカゴコーンは、引き続き米国の輸出需要を背景に続伸した。シカゴコーンの12月限は、米国産トウモロコシの収穫進展によって序盤に408.25セントまで下落した。米国産トウモロコシの収穫が、全体の65%終了した。豊作観測の中、米国産トウモロコシの収穫は過去5年平均の52%より速いペースで進んでいる。しかし、シカゴコーンの下押しは一時的な動きとなり、その後は好調な米国産トウモロコシの輸出需要を背景にシカゴコーンは417.00セントまで続伸した。この日も米農務省は、民間業者によるメキシコ向けに35万9500トンの輸出を確認している。
シカゴコーン期近12月限日足
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