(貴金属市場)
22日の金標準は、引き続き最高値を更新。金標準の中心限月8月限は前日比149円高の1万3277円。
夜間立会の金標準8月限は、序盤にNY金の強調地合いに反応して1万3264円まで上値水準を切り上げた。しかし、夜間立会の高値をつけてからの金標準は、NY金の値崩れを背景に1万3158円まで上げ幅を縮小した。ただ、金標準の下振れは限定的となり、夜間立会の引けにかけては、NY金の出直りの動きと為替の円安基調によって、金標準は1万3230円前後まで買い直された。NY金の12月限は、中東情勢の悪化を警戒した安全資産としての買いによって2755.4ドルまで最高値を更新したが、その後2728.5ドルまで崩れた。
日中立会は、NY金が2750ドル台まで上昇すると、金標準は為替の円安基調の動きもあって1万3325円まで史上最高値を更新した。しかし、その後の金標準は、NY金の上昇と為替の円安基調が一服して1万3274円まで上げ幅を縮小した。
日中のNY金は、2750.2ドルまで買い直されている。再び2750ドル台まで取引水準を切り上げており、引き続きNY金は強調地合いは継続している。前日に2750ドルを突破したことで、目先の上値目途は、2800ドル台となっている。金標準は、1万3320円台まで取引水準を切り上げている。まだ、NY金の強調地合いが継続していることから、金標準は上値水準を切り上げる動きが予想される。金標準の目先の上値目途は、1万3350円となっている。
金標準の日足チャート
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