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【海外商品市況】週末のNY金は、2736.7ドルまで史上最高値を更新

2024.10.19

(NY貴金属)
18日のNY金は、再び最高値を更新。NY金の期近12月限は、前日比22.5ドル高の2730.0ドル、NY白金の期近1月限は、同18.7ドル高の1024.5ドル、NY銀の期近12月限は、同146.0セント高の3323.4セント。
週末のNY金は、中東情勢の悪化を警戒した動きによる安全資産の買いによって最高値を更新した。NY金の12月限は、序盤から買いが先行してそのままほぼ一本調子に上昇すると、2736.7ドルまで史上最高値を更新した。17日にイスラエル軍の攻撃によってパレスチナのイスラム組織ハマスの最高指導者シンワル氏が殺害され、この日ハマスのハリル・ハイヤ副政治局長はシンワル氏の死亡を認めた。これによりハマスの弱体化は必至となっているが、イスラエルのネタニヤフ首相はハマスに拘束されている人質を奪還するまで戦闘を続ける考えを示した。この中東情勢の先行き不透明な状況が、引き続きNY金の買い材料となった。また、この日外国為替市場でドル安・ユーロ高基調の動きもNY金の支援材料となった。米国の大統領選を控え情勢が不透明な上、結果によって波乱の展開が警戒されドルが売られ安全資産の金に資金が流入している。
NY白金は、NY金の上昇と為替のドル安・ユーロ安基調を背景に大幅続伸した。NY白金の1月限は、序盤から買いが先行して1024ドル台まで続伸したが、その後1010ドル台まで下落した。しかし、NY白金の下振れは一時的な動きとなり、為替のドル安・ユーロ高基調が一段と強まるとNY白金は1027.6ドルまで大幅続伸した。

NY金12月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

NY白金1月限日足

※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(WTI原油・NY石油製品・北海ブレント)
18日のWTI原油は、急反落。WTI原油の期近11月限は前日比1.45ドル安の69.22ドル、北海ブレント原油の期近12月限は、同1.39ドル安の73.06ドル。RBOBガソリンの11月限は、同4.48セント安の200.20セント、NYヒーティングオイルの期近11月限は、同4.23セント安の215.22セント。
週末のWTI原油は、中国のエネルギー需要の後退観測が圧迫要因となり急反落した。WTI原油の11月限は、序盤に71.23ドルまで上昇した。しかし、その後は為替のドル高基調と中国のエネルギー需要の後退観測によって、WTI原油は68.69ドルまで崩れた。この日発表された中国の2024年7~9月期の実質GDP(国内総生産)が、前年比4.6%増となり2四半期連続で減速した。また、9月の同国の製油所の原油処理量は前年比5.4%減となり、6カ月連続で減少した。安値をつけてからのWTI原油は一時的70ドル台まで戻したが、引けにかけた再び69.30ドル前後まで売り直された。

WTI原油期近11月限日足


※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。

(CBOTコーン)
18日のシカゴコーンは、3営業日ぶりに反落。シカゴコーンの中心限月12月限は前日比2.00セント安の404.75セント。
週末のシカゴコーンは、為替のドル高基調と持ち高調整の動きによって反落した。シカゴコーンの12月限は、序盤に好調な米国産トウモロコシの輸出需要を背景に409.50セントまで上昇した。この日も米農務省は、仕向け地不明であるが2024~25年度渡しの米国産トウモロコシ12万5000トンの輸出を確認した。しかし、その後は為替のドル高基調と週末要因による持ち高調整の動きから、シカゴコーンは403.75セントまで崩れた。

シカゴコーン期近12月限日足

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