(貴金属市場)
17日の金標準は、5営業日連続の上昇。金標準の中心限月8月限は前日比67円高の1万2932円。
夜間立会の金標準8月限は、NY金の上昇と為替の円安基調を背景に1万2937円まで続伸した。しかし、その後の金標準は、NY金の上昇と為替の円安基調の一服によって、1万2890円台まで上げ幅を縮小した。NY金の12月限は、引き続き米国の長期金利の低下が支援材料となり2702.5ドルまで上昇した。
日中立会は、序盤にNY金が2690ドル割れまで下落して、金標準は1万2888円まで上値を切り下げた。しかし、その後はNY金が2700ドル前後の水準まで上昇すると、金標準は1万2945円まで史上最高値を更新した。ただ、最高値をつけてからの金標準は、引けにかけて1万2930円台まで上げ幅を縮小した。
日中のNY金は、2690ドル台を中心としたレンジで推移している。ただ、今晩はECB(欧州中央銀行)の政策金利の発表が予定されている。政策金利は、0.25%の利下げが予想されていることから、為替のドル高・ユーロ安方向の動きによるNY金の下振れに注意したい。金標準は、本日も最高値を更新しているが、米ドル/円相場が150円手前から上値が重くなっているので、引き続き円高方向の動きによる金標準の値崩れに注意したい。
金標準の日足チャート
※チャート画像は、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドのWin-Station(R)によるものです。当該画像の著作権は、同社に帰属します。
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